ニキビの用語集

ニキビの用語集

尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)

顔や背と胸に見られる炎症性皮膚疾患の一つで、面皰(めんぽう)と表記されることもあります。それ以外は吹き出物(ふきでもの)とすることが多い。

アクネ菌

アクネ菌は私たちと共存している皮膚の常在細菌の一つで、通常は表皮を弱酸性に保つことで外から襲ってくる病原微生物が皮膚に感染することを防いでくれています。ニキビや吹き出物は、私たちとアクネ菌との間にある良好な関係性のバランスが崩れることで起きているのです。

ターンオーバー

表皮細胞の生まれ変わりのこと。一定の周期で新しく生まれた細胞が皮膚表面まで押し上げられ、はがれ落ちるまでのことを指し、平均的な周期は約28日間とされる。この周期が乱れると、肌トラブルが起こりやすくなる。

ホルモンバランス

体にはさまざまなホルモンが存在し、体の状態を一定に保つため、必要なときに必要な量が分泌されている。しかし、ストレスや睡眠不足などでホルモンの分泌量が少なくなったり、多くなったりして、ホルモンバランスが乱れると、体に不調が現れる。

皮脂(ひし)

皮脂腺からの分泌物。皮脂腺は血液から糖分など皮脂成分となるものを取り込んで皮脂をつくりだし、皮ふの表面に分泌します。皮脂は汗と混ざり合い皮脂膜となって皮ふの表面を覆い、水分の蒸散を防ぎます。

面皰(めんぽう)

毛穴に皮脂や角質が詰まっている状態を面皰といって、ニキビの始まりです。白く毛穴が閉じた白ニキビ(閉鎖面皰)と毛穴が開いて黒色に見える黒ニキビ(開放面皰)とがあります。そこから移行して、細菌が増殖し毛穴やその周囲に炎症が起きたものを赤にきびという。膿が出たり痛みを伴うことが多い。

コメド

コメドとは、ニキビのはじまりである毛穴がつまった状態のこと。別名(面ぽう)と呼ばれています。コメドは毛穴がつまっているため、触ると肌がざらざらした感じがします。コメドを放っておくと、コメドは炎症を起こした「赤ニキビ」、化膿(かのう)した黄ニキビへと悪化し、ニキビ跡になってしまうこともあります。

丘疹(きゅうしん)
紅色丘疹(こうしょくきゅうしん)とも言います。皮膚の表面から隆起した状態の発疹。ニキビの場合は毛穴に皮脂が詰まって生じた面皰(めんぽう)の内部でアクネ菌などの細菌が増殖して炎症を起こし、毛穴の周辺が赤くなり盛り上がった状態を言います。

角栓

角栓とは、皮脂腺から分泌された皮脂や周囲の角質が毛穴中で凝固、発達したもの。表面が酸化して黒く見えることもあります。

角質層

外界の有害な刺激から全身を保護。水分その他の大切なものが逃げないようにガードして、やがて薄い角片のアカとなって皮膚から剥がれ落ちていきます。この表皮細胞の働きがスムーズでないと、皮膚はカサカサとこわばってしまうのです。

皮脂腺

皮脂を分泌する皮脂線は、皮膚の乾燥を防いでしっとりしたうるおいを維持し、外界の刺激から皮膚を保護する働きもあります。乾燥だけでなく老化などによって、汗や皮脂の分泌が衰えると、皮脂腺が十分できなくなり、肌はますます乾燥して、カサつきや痒みなど起こります。

ニキビの芯
ニキビの芯は、毛穴に詰まった皮脂。皮脂が毛穴に詰まり、酸化して硬くなった角質です。

ニキビ跡(色素沈着)

赤ニキビや黄ニキビなどの炎症によってメラニン色素が過剰につくられてしまうことで、肌が茶色っぽくなること。

クレーター

黄ニキビから症状が悪化して化膿してしまうと、真皮が破壊された状態にります。その傷を負った真皮が修復できた部分とできなかった部分との差が凸凹となり、クレーター状態になってしまう。ニキビを爪などでつぶすこともクレーターの原因になります。

交感神経

交感神経は自律神経の一種で、主に活動しているとき、ストレス感じている時に働く。

副交感神経

副交感神経は自律神経の一種で、主にリラックスしている時に働く。

脂性(オイリー)肌

皮脂分泌量が多く、油っぽい肌質。ニキビや吹き出ものなどの肌トラブルが多いのが特徴。注意しなければならないのはが、皮脂量が多いため、つい洗顔をし過ぎてしまうことです。もちろん、油分を過剰に補わないこともポイントになります。このバランスをうまく摂っていくのが脂性肌のカにとって非常に重要です。

新陳代謝

表皮細胞が新しく生まれ変わることです。表皮の基底層で作られる新細胞は、分裂して上へとあがり有棘細胞になります。そして次々と生まれる新細胞に、さらに上へと押し上げられ、形もケラチンとタンパク質の固まりに変化(角化)していきます。

乾燥肌

乾燥肌とは、文字通り、肌のうるおい・水分が不足している状態。本来、肌は角質がバリアとなり、水分を保持しています。健康な肌は、汗などの水分と皮脂が混ざり合ってできた皮脂膜で覆われています。この天然の保湿クリームが少なくなると、肌の乾燥をまねいてしまうのです。

敏感肌

外部からの様々な刺激に影響を受けやすく、過敏には反応してしまう肌質。例えば紫外線、タバコの煙、熱、化粧品など様々な外的影響を受けます。他の肌質の人以上に、洗顔石鹸(石けん)や化粧品選びを慎重に行う必要があります。また、医学的には「敏感肌」という分類はなく、「乾燥肌」に分類サれる方が多いようです。敏感肌の正しい洗顔方法は、乾燥肌の洗顔方法と同じです。

健康な肌の条件[弱酸性)

1.ハリがある(皮膚に弾力がある) 2.しっとりしている(適度に水分が蓄えられている) 3.みずみずしくて、血色が良い(毛細血管の血行が良い) 4.キメが整っている(細胞が規則正しく生まれ変わっている)

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